一長一反 | 自然素材壁紙の店

2024/01/28 16:49



はじめに

「一長一反」の壁紙は、自然の素材から作られています。ビニールの壁紙と違い、素材にムラがある為に、均一な意匠には仕上がりません。また、色と風合いの差や、織物壁紙の場合には織り柄の揺らぎで、壁紙の継ぎ目部分が目立ちます。本物の素材から作った壁紙だからこその「短所」な部分も、魅力として楽しんで頂けると幸いです。自然素材壁紙は、下記の点に注意して張り付けをお願いします。


下地の処理

・壁紙を張り終わった後に下地の凹凸が目立たない様に、パテなどで下地を平滑に仕上げてから張り付けてください。特に和紙壁紙は薄く、下地の凹凸が目立ちやすいものが多いのでご注意ください。

・変色を防いだり接着性を上げる為に、必要に応じて下地にシーラーを塗布してください。


糊付け

・自然素材の壁紙には、原液で使用するタイプの糊がおすすめです。水で希釈するタイプの施工糊は、メーカーが指定する範囲内で濃い目に調整してください。

・糊の塗布量は、織物壁紙は  140~160g/㎡、和紙壁紙は 130g/㎡(気温20℃、湿度50%)を目安に、使用時の気温や湿度に合わせて調整してください。塗布量や希釈率が不適切であった場合、アイハギや接着不良、継ぎ目が開く原因になります。

・壁紙の表面には糊が付かない様に注意してください。自然素材壁紙は、表面に糊が一度付くと染み込んで拭き取れません。


オープンタイム

・糊付け後は、折り目が付かない様に注意しながら、糊を付けた裏面どおしを合わせて大きく畳んでください。この時、折りジワになりますので、きつく折り畳んだり湾曲部を押さえつけない様にしてください。

・折り畳んだ壁紙は乾かない様にビニール袋などの養生袋に入れ、壁紙が糊の水分を吸ってしなやかになるまで保管してください。(オープンタイム)織物壁紙は 5~15分、和紙壁紙は 10~15分程度(気温20℃、湿度50%)を目安に、使用時の気温や湿度に合わせて調整してください。オープンタイムが短い場合は、後伸びが発生してシワの原因になります。逆に長すぎると、アイハギの原因になります。


張り付け

・壁紙の左右端部どおしで継ぎ目を作ってください。端部以外で継ぎ目を作ると色と風合いの差が目立ちやすくなります。

・「重ね断ち」で張り付けてください。「重ね張り」は壁紙の小口が目立ち、浮きや剥がれの原因になりますので推奨しておりません。

・「重ね断ち」の場合は、壁紙表面への糊の付着を防止する為にジョイントカットテープを、下地の傷つきを防止する為に下敷きテープを使用してください。

・壁紙を張り付けた際の空気抜きや圧着する為の撫で刷毛は、壁紙表面の毛羽立ち・色落ち・傷つきを防止する為に、毛先が柔らかいものを使用してください。

・カッターナイフは薄刃タイプを使用して、切れ味が落ちない様にこまめに折ってください。

・ローラーがけの際は、製品が潰れない様に注意してください。


糊の拭き取り

壁紙の表面に糊が付かない様に注意してください。付着した場合は、水を含ませたスポンジなどの柔かい素材を使用して、色落ちや傷つきに注意しながら、軽くたたく様にして拭き取ってください。


その他

ご不明な点がありましたら、CONTACTページ、もしくは一長一反instagramのDMからお問い合わせください。

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ショップ管理人:平井