2023/12/18 08:22
鳥取県 因州地方の伝統工芸品である和紙を使った壁紙です。
因州和紙は正倉院にも収められており、約1300年の歴史があります。
楮から作られる美しい表情が
差し込む光を優しく照り返し、奥行きのある空間に仕上げます。
素材
クワ科の植物である「楮(こうぞ)」の樹皮から作られます。
冬に落葉したものを刈り取り、
アルカリ性の液で煮て柔らかくします。
刈り取られた楮の根からは、春になるとまた新しい芽が生えてくるので
循環型のサスティナブルな素材です。
ちりとり
楮(こうぞ)の樹皮がいくつもの加工を経て紙料(原料)になります。
その最終作業では、残った「ちり」を手で丁寧に取り除いていきます。
抄紙(しょうし)
機械で和紙を漉いています。
手漉きの良さを知っているからこそ、
調整された機械からは、手漉きの様な風合いの和紙が生み出されます。
自然素材ならではの、時間の経過による美しい色と風合いの変化をお楽しみください。